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アクノス研究所

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【VS】前編

クラウディアファン(!?)のみなさま、お待たせしました。
神代☆焔さまから、またまたSSを頂いちゃいました!!






二人のインマーに組み敷かれ、青い女は力無く黒い女を見上げていた。
 
 
【VS】前編
 
 1
 
「一週間以上も生き延びていたとは思わなかったけれど、能力も使わず、こそこそと逃げ延びていたら、可能性だけはあるわね」
 
「……殺しなさい」

向かって右の方は…
 
「まあ、ほとんどの能力を失ってインマーでも捕らえられるほどに弱体化していたのが救いかしら」
 
黒い女は、青い女の配下のインマーが逃げ込んだ神楽町を見やると、青い女の首を掴み地面に押し付けた。
 
「よりによって、一番厄介なところへ逃げ込もうとするとはね」
 
「いや、もう逃げ込んでるんだけどね」
 
黒い女の耳元に声が入って来た。

志村うしろー!!
 
──がぎょっ!
 
驚いて振り返った顔に、深紅の拳が容赦なくメリ込んだ。
 
「あたしのオモチャをいたぶって良いのは、あたしだけなんだよっ!」
 
ぶっ飛ばされた黒い女が立ち上がったとき、深紅の戦闘強化服を身に付けた女の横に立つ少女が、のほほんと話し始めた。
 
「一応警告しとくけど、ここは、神楽町の町道だから、関係者以外の戦闘行為は見つけ次第タコ殴りにするから、以後、気をつけてねぇ」
 
少女は青い女を軽々と抱き上げると、黒い女にこれまた軽く声を掛けた。
 
物凄い腕力

「撤収しないの?」
 
「きっ貴様等……この誇り高きシャドウレディの顔に手を掛けておきながら、それ以上に愚弄するか?」
 
シャドウレディの怒号に、いきなり変化した展開に着いて行けずに呆然としていた彼女のインマー達が一斉に襲い掛かった。
 
 
 2
 
周囲を取り囲んで襲い掛かるインマーの群れを、ぼーっと見ていた少女の右目が深紅の輝きを放ち、彼女の口から酷く冷徹な声が発せられた。
 
「──踊れ」
 
二人に襲い掛かったインマーの全てが、尻を押さえて奇妙な踊りを始めた。
辺りに肉の焦げるような嫌な匂いが漂っていた。

目からビーm
 
「おのれ、奇っ怪な術を使いおって……ひっ!?」
 
毒づいたシャドウレディであったが、少女の深紅の右目が自分を見つめているように感じて、短い悲鳴を漏らしてしまう。
 
「お前は──」
 
全てを口にする前に、シャドウレディは全身に焼け着くような痛みを感じてのたうち回った。
彼女の視線に映ったのは、彼女の影が映る道路に描かれたピカチ×ウの絵だったりした。
 
「な、何故だ?」
 
「生命核を影に移動していれば、絶対安全だとでも思ったのかな?」
 
少女は、右手の人差し指をチッチッチッと、左右に振りながら話を続けた。
 
「あいにくと、私の右目には、貴女と戦闘淫とを繋ぐ共感反応まで見えてるんだよ」
 
「くっ、おのれ……退け」
 
シャドウレディが手を振ると、踊り続けているインマー達が自らの影に沈んで消えた。
 
「覚えていろ」
 
シャドウレディもまた、自らの影に消えたとき──
 
『クロック・オーバー』
 
電子音声が鳴り響くと同時に、深紅の戦闘強化服ごとに女も石化して動きを止めてしまった。

「・・・・・・・」

「邪神因子が定着しないままで無茶するから、固有時間まで止まっちゃったじゃないかぁ」
 
少女は一人ごちると、メタリックレッドの携帯電話を取り出して、どこかへ連絡を入れるのであった。
 
 
 3

のび太さんのエッチ!
 
青い女が目覚めると、浴槽に浸けられていた。
 
「あ、目が覚めたね」
 
「……ここは」
 
「MMSのトレーラー兼、私ん家」
 
女は浴槽からいきなり立ち上がろうとしたが、少女がその肩を押しとどめた。
 
「調整液は完璧なはずだから、もう少し浸かってなきゃ駄目だよ」
 
「でも、迷惑が……」
 
「ちゃんと回復してくんないと、クラリスの調整が始まんないからさ」
 
「私も……同じ名前の人を探していたのです」
 
浴槽で力を抜いた女が話をする。
 
「大事な人?」
 
「はい」
 
「逢えるといいね」
 
「はい」
 
少女が浴室を出ようと立ち上がったとき、青い女は不安そうに見ていた。
 
「もう一人の絶対安静がウロついてるから、ちょっと注意して来るだけだよ」
 
少女は軽くウインクして、浴室を出て行った。
 
「ごらあっ!せっかく固有時間を安定化させたのに、私の苦労を無駄にするんぢゃないっ!!」
 
浴室の向こうで聞こえる少女の怒鳴り声を聞いて、青い女はクスッと微笑みを浮かべた。
 
 
 4
 
「だいたい、今の貴女はケイ素生命体なんだから、本来なら、こーやって会話することも出来ないんだよ」
 
「あいつは……大丈夫なのか?」
 
女を見上げる少女の顔が、ニヘラ~っと笑っているのに気づき、女は失言を理解した。
 
「48時間安静かな」
 
少女は、彼女の強化服のメカニックハッチを閉じた。
すると、深紅の戦闘強化服は光の粒子となって、空間に溶けるように消えた。
 
「どうなったんだ?」
 
「炎を司る邪神の支配空間でエネルギーチャージをさせてんの」
 
「くっ、体が……」
 
「重いでしょ?貴女に埋め込んだ風の邪神因子が定着したら、重さを感じなくなるから、しばらくは我慢してるんだよ」
 
「あたしに起きたことを教えてくれないか?」
 
「質流れ骨董市で石像の貴女を買ったとき、すでにケイ素生命体だったから、貴女に何が起きたのかは分からないけど、あの青い女の人を感知した直後から、貴女が活性化したから、何らかの関係があると思って、蘇生させようと考えたの」
 
少女は、天井を見上げて何かを思い出すような仕種をした。
 
「先ず、会話を可能にするために、貴女の固有時間を加速させようと思って、私の眷族の風の邪神の因子を埋め込んでみたんだ」
 
少女の話を聞いた女の後頭部に汗が流れた。
 
「時空間を司る風の邪神は強欲だから、貴女の中にあった3つの人格の内、クラウディアとクラリィの人格と記憶、それから貴女の中の魔因子を供物にして、貴女の固有時間を加速させて、ようやく蘇生に成功したと思ったら、飛び出して行っちゃうんだもん」
 
「余り……ロクなことされてないんだな」
 
「そかな?守りたいものを守るために、必要最小限の力を与えたつもりだけどなぁ」
 
少女の罪悪感などこれっぽっちも無い表情を見ると、記憶に無いはずのどこぞの研究所の所長の顔を思い出しそうになってしまう女だった。
 
「それで、お前はあたしに何を望んでいる?」
 
「何も」
 
「何も……だと?」
 
「だって、貴女は私の眷族の眷族になるんだから、死んでも私の邪魔は出来ないんだもん」
 
「お前……」
 
「私は、ただ守りたいだけだよ」
 
少女の──光の加減によっては銀色に見える──白髪が、風もないのにフワリとなびいた。
 
「この神楽町と──」
 
少女の右目が深紅の輝きを放つ。
 
「──この右目に見える、全ての私が好きな人々を守りたいだけなんだ」
 
 
 5
 
──数日後。
 
「……っ!」
 
「よ、よぉ」
 
リハビリをしていた青い女と、ケイ素生命体となってしまった女がばったり会ってしまった。
 
「ク……クラリス様……」
 
青い女の目に、涙がぶわっと溢れ出した。
 
「……どれだけ探したと思うんですかっ?」
 
──ごぎん!

ゴキッ
 
涙ながらに駆け出した青い女は、クラリスの胸に飛び込んだ途端、ひたすら硬化している胸に頭をぶつけて気絶したりする。
 
「え~と」
 
ぐったりしている青い女を抱いたまま、外道ヒロインとまで呼ばれた彼女もまた、少女が通りがかるまで途方に暮れていた。
 
──ペタン
 
青い女の額に冷却シートを貼ってやる少女だった。
 
「良かったねぇ。乳首が刺さらなくて」
 
「良くないだろ」
 
ニコ目の少女にクラリスが突っ込みを入れた。
 
「あたしとこいつの関係に気づいているクセに、何で話しておかないんだ?」
 
「知らないよぉ~、クラリスがこの淫魔獣と精神感応するほど好きだったなんて、たった今気づいたよ~」
 
「棒読みで言うなっ!」
 
思わず怒鳴ったクラリスは、勢いのままにその辺に転がっている石より固い拳を振り上げたが、どうしても振り降ろせなかった。
 
「無理だよ」
 
少女がクラリスを見上げて言う。
 
「神としての格の違いが圧倒的過ぎるから、貴女は私を攻撃出来ない」
 
「厄介な力だな……」
 
「私が仕込んだリミッターは、二段階に解除されるけど最後の鍵は、彼女に設定しといたよ」
 
クラリスは、気絶したままの青い女を振り返った。
 
「こいつにも何かしたのか?」
 
「どこにでも調整液があるわけじゃないから、調整不要な体になってもらっただけだよ」
 
少女は澄ました顔で言ったりするが、クラリスはどこまで信じて良いのか分かっていなかった。
 
 
 6
 
なんか楽しそうな人達

「良くも集めたね」
 
神楽町入り口前の町道で待ち受けるクラリス達の後ろで、他人事のように少女が呟いた。
 
「お前が売った喧嘩のように感じるのはなぜだろう」
 
「最初に手を出したのは、クラリスぢゃないかぁ」
 
ニコ目で少女が返答した。
数十名は居ると思われるインマーの群れを前に、余り緊迫感のない会話だったりした。
 
「ブロブレディを渡し、お前達が我が前に首を差し出すならば、神楽町への手出しは控えると約束する」
 
シャドウレディが出現してクラリスと少女を指さしながら言った。
 
「装備を使うつもりなら、出来るだけ取り囲まれてからだよ」
 
「お前……完全に他人事視線だろ?」
 
「装着コードは、ブラッディじゃなくて、フレイムチャージだよ」
 
全く聞く耳を持たない二人の様子を見て、シャドウレディの頭に怒りマークが浮かんでいた。
 
「お前達……小学校のときに通知表に人の話を聞かないと、先生に書き込まれていただろうっ!?」
 
「私、目覚めたときは、高校生だったから」
 
「過去の記憶が無いあたしへの当て付けだろう!?」
 
シャドウレディの怒りの呟きに、少女とクラリスが並列で答えたりした。
 
──ぴぴくぅっ
 
シャドウレディのこめかみが激しく波うった。
 
「ピカ×ュウ女の分際で怒るか」
 
クラリスが揶揄したシャドウレディの体には、前回の戦いで少女に付けられた傷がしっかり焼き付けられていたのだ。
 
「おのれ、私をコケにするとどうなるか、身を持って思い知るがいい」
 
 
 7

シャキーン
 
──ざん!
 
少女とクラリスの前に、赤い三人のインマーが現れた。
 
「お前達?」
 
「クラリス様、後でたっぷりと愛して下さい」
 
一人が振り返って微笑むと、猛然と敵インマーの群れへ突っ込んで行った。
 
「どーなってるんだ?」
 
「淫魔獣が邪神獣に進化したんだから、配下もパワーアップするのは当たり前ぢゃん」
 
呆然とするクラリスに、少女が説明してやった。
 
「尤も、彼女は巫女のような役割を持たせたから、攻撃力は余り無いんだけどね」
 
少女が穏やかな笑みを浮かべて振り返った先には、巫女のような衣装をまとったかつての青い女が立っていた。
 
「お待たせしました。邪神獣クラリィ、只今到着致しました」
 
「クラリィってお前……」
 
「生まれ変わって、クライムネオスの呪縛から逃れましたので、記念にクラリス様の失われた名前を頂きました」
 
クラリスは、少女を見た。

火花が出そう…
 
「お前とはこの戦いが終わったら、きっちり話を着ける必要があるな」
 
「言い忘れてたけど、私の名前は神巫咲耶(みかなぎ さくや)だよ」
 
少女──咲耶は、ニコ目で名乗った。
 
 
【VS】後編へ続く






所長の感想

神代☆焔さま、掲載に時間がかかって申し訳ありません。
咲耶ちゃんの姿はどうでしょうか?
さらさらストレートヘアーとの事と、巫女のイメージがあったのでこんな感じにしました。
服装は制服にしてしまいましたがw

さて、着々と勢力を拡大しているクラウディアですが…
これ以上クラウディアがパワーアップすると、所長はもう手を出せませんねw
(なるべくなら、彼女とは関わりたくないけどw)
後編も楽しみにしてますよ!
web拍手
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この記事のコメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-08-23 Sun 19:09 | | #[ 内容変更]
所長様
咲耶のイメージイラストを感謝です。
限られた情報の中で、咲耶の少女のような外見をよくぞここまで表現出来たと驚いています。
本当にありがとうございました。
 
さて、クラリス絡みの連作の最終章がこの話ですが、クラウディアの人格を失ったため、クラリスの性格が丸くなってしまいましたことを、クラリスファン(居たら)の皆様には、この場を借りて謝罪致します。
2009-08-23 Sun 20:14 | URL | 神代☆焔 #-[ 内容変更]
>>名前の無い人様
 
御忠告ありがとうございますm(__)m
 
確かに今回は、調子に乗り過ぎていました。
アクノス研究所以外で、クラリスを修復しようとして、安易に過去のキャラを使ってしまいました。
申し訳ありません。
 
謝罪致します。
2009-08-26 Wed 20:22 | URL | 神代☆焔 #-[ 内容変更]
>名前の無い人さま
貴重なご意見ありがとうございます。
私自身にも、思い当たる部分がありますので今回の書き込みは非常にありがたいです。

現在は管理人のみ閲覧可能となっておりますが、最初の時点では公開されたコメントだったのかな?
(神代☆焔さまが返信なさっているので、「読めるの!?」と焦ってます)

今回のお話は「後編」もありますので、楽しみにされてる方の為にも近々公開致しますが御容赦くださいませ。
2009-08-27 Thu 02:29 | URL | アクノス所長 #LkZag.iM[ 内容変更]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-08-27 Thu 16:11 | | #[ 内容変更]
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