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騎装閃士エーデルリッター 第1話「騎士の本分」 後編

皆様長らくお待たせしました!!
画像完成後、まさか編集に8時間以上かかるとは…

エーデルリッター 第1話「騎士の本分」 後編

はじまりはじまりー!





 特命で派遣された彼女たち三人は、
同じマンションの同じ部屋での共同生活を命じられていた。
それは彼女達が属する『特防』が管理する物件である。
表向きは彼女たちは親戚という事になっており、
親族が所有するマンションの一室を借りている事になっている。
予算を節約させる意味でも、互いに情報を共有しあうという意味でも、
同一の部屋であることが望ましいという決定であった。

 しかし、美鶴は部屋には戻っていなかった。
それどころか、未だに学校内に残っている。
そしてそれは決して美鶴の意思では無かった。

「あんたさぁ、何様のつもり?」

別スレで真ん中の子が妙に人気だった…

 学校の敷地内にある体育用具倉庫の裏に、美鶴はいた。
そしてそれを取り囲むように生徒が三人、そして少し離れて一人。
生徒の姿は、学校では問題有りとされている生徒達だった。

 どうやら美鶴は帰宅時に、
廊下でこの三人の中の一人に因縁を付けられたらしい。
相手にしないで立ち去ろうとする美鶴を強引にここへと連れてきた――
とは他の生徒から見た光景だった。
美鶴にとってみれば、わざわざ付き合っただけに過ぎない。
相手に手を出す事態になった場合、校舎の中では目立ちすぎる。
それに、今の美鶴は非常に気分が悪かった。

「……」

 美鶴は半ば侮蔑したように相手を見やって、軽く溜息をついただけだった。

「その態度を何とかしろっつってんだぁ、解る?」

「解るわけ無いじゃない」

 ボソリと呟いた美鶴の言葉は、三人の耳に充分聞こえるものだった。

「こっちも暇じゃないし、気分も悪いの。帰るわよ、馬鹿らしい……」

 心底、馬鹿らしいと感じているのだろう、演技でも何でも無かった。

「早めにそのナメた口をさ、止めた方がいいんじゃない?
 春菜はさぁ、マジやばいんだっつーの。
誰でも関係なくボコボコにしちゃうんだぁ」

 ニヤニヤしながら美鶴を見やる一人。
春菜という生徒は、離れた場所からジロリと美鶴を睨みつけた。

角野卓造じゃねーよ!!

その口には煙草がくわえられていた。

「で?」

 呆れたといった感じで美鶴は取り囲む三人を眺めた。

「はぁ?」

( ゜Д゜) <・・・

 三人は美鶴が脅しに屈せず、なおも態度を改めない
(自分たちにとっての)ことに、理解が出来なかった。

「言っておくけど、あなた達三人より、
 そっちに話したほうが良さそうってところは解ったわ。
 伝言ゲームをするつもりは無いから、直接話しがしたいんだけど」

「っざけてんじゃねぇぞコラ」

ベコベコにしてやんよ!

 一人が美鶴に手を伸ばしたが、美鶴は見向きもせずにその腕を掴んだ。

「ふざけてる?」

 腕を握る美鶴は、今にも相手を八つ裂きにしようとするかのような、
冷たい視線で相手を見た。そしてそのまま腕をひねり上げる。

OTOKOMAE!!

「は、離せ、って痛てぇ……ッ 痛いってこら! 離せよ!」

 生徒は美鶴に腕を掴まれたまま、捻られる方向から逃れようと身体をよじらせる。

「ふん……」

 美鶴が興味を失ったようにその手を離すと、
腕をつかまれていた生徒は脚の力が抜けたようにその場に崩れた。
腕を抑えて痛みに悶絶してはいるが、骨折や脱臼しているわけではない。
普段こんな激痛を味わった事が無いのだろうか、
随分と甘やかされている等と美鶴は思う。

「次は誰かしら」

 倒れた生徒には見向きもせずに、残った二人に向き直った。

「うっ……」

 美鶴に見据えられた二人は蛇の前の蛙、といった状況に違いない。
離れた場所の春菜は相変わらず煙草を吹かしていた。

「いつまで煙草吸ってる気?」

これはタバコではありません。チョコです。煙に見えるものは恐らくエクトプラズムでしょう。

 大きく息を吐いて、美鶴の問いに奥にいた一人は煙で応じた。

「あたしらを、ナメてんのか、おい!」

 無視された形となった二人は激昂したようだ。
美鶴は奥にいる不良が只者ではない事に気付いていた。
眼前の二人は雑魚以下に過ぎない。

 美鶴からすれば大振りな、蠅でも止まりそうな右ストレートを一人は繰り出した。

「……」

 軽く頭を動かしただけで、そのパンチは空を切る。
その不良は再度片手で拳を繰り出そうとしたのだが、その希望は叶えられなかった。
美鶴はがら空きの首に手刀を叩き込んだ。

美鶴無双

「ぅ……」

 半ば白目を向いてその不良はその場に崩れ落ちる。

「う、うわぁああああ!!」

 残っていた一人は、自棄気味に殴りかかるが、これも同じ運命を辿る事になった。
驚くべきことに、美鶴はその場を一歩も動かずに、
不良三人を戦闘不能にしてしまったのだった。

しぼう しぼう ひんし

「ふぅ~」

 残った一人は、その光景を見ているのか見ていないのか、
相変わらず煙草を気持ちよさそうに吹き出していた。

何度も言いますが、これはタバコではありません。チョコです。煙に見えるものは恐らくエクトプラズムでしょう。

「は、春菜ぁ……やっちゃってよ、そいつ……」

 最初に腕をひねり揚げられた一人が、うずくまりながら言った。
どうやら煙草を吸っている不良は春菜という名前らしい。

 春菜は煙草をくわえたまま、ジロリと美鶴を一瞥すると、
また視線を戻して煙草をふかし続けた。
壁に背をもたれさせ、気怠そうにしているだけだった。

「春菜、頼――」

「うるせぇよ」

 ピシャリと救いの言葉を春菜は遮った。

「口だけみたいね」

 やれやれと言った体で、美鶴はその場を後にしようとした。
だが、この場所から出る為には春菜の前を通る必要がある。

 美鶴は平然と、一見無軽快に春菜の前を通り過ぎた。

一触即発

「おい」

 後ろからかけられる声。
美鶴が振り向いた瞬間に、大上段の回し蹴りが迫っていた。

不意打ち上等

「!」

 美鶴は振り向きざまに腰を屈めた。
それと殆ど同時に春菜の脚が美鶴の顔があった部分の空を切る。

「顔はやめてもらえないかしら」

 隙を一切見せずに、美鶴は背を伸ばして春菜に向き直った。

戦闘開始!!

「おもしれぇ……」

 煙草をくわえた口の端がニヤリと動いた。

春菜はスッと構えていた。それは空手の型だと美鶴は判断した。

(雑魚じゃないようね……)

 只者ではない。美鶴にそう判断させる春菜は、確かに只者ではなかった。

「いつでもいいわよ」

 そう美鶴が言った瞬間に、春菜の拳が伸びた。恐ろしく早い。

当たるととても痛い

 常人であれば、その一撃で前歯が折れ、血まみれで昏倒していただろう。
その顔面を狙った春菜の拳を受け流す美鶴。

しかしそれは春菜の思う壺だった。

いかん、孔明の罠だ!

突き出した拳はフェイントであり、
本命はしなやかな身体から打ち出される回し蹴りだった。

当たると死ぬほど痛い

 美鶴が罠にかかったのだ。春菜の思い通りの展開。
だが、二段目の蹴りを春菜に使わせるというだけでも
美鶴の技量が並ではない事を物語っている。

「――ッ」

 そして今まさに中段からの回し蹴りが
美鶴のがら空きとなった右脇腹へと叩き込まれる刹那、
美鶴は春菜へ向かって踏み出したのだ。

(ばっ――)

 馬鹿な、有り得ない。春菜は心でそう叫んでいた。
この段階で踏み出す相手など考えられず、そのスピードもまた春菜の想像を超えていた。
美鶴が何をしたのかがまるで追えていなかった。

「はぁっ!」

 美鶴の掌が、春菜の鳩尾に叩き込まれた。
だがそれは満身の力を込められたものではない。
二割程度に力を抑えたものだ。

「がぁっ!?」

!? ←マガジンによくある表現

 ドンッ という衝撃が春菜を襲った。

(何をされた……ッ?)

!?!?!?!? ←マガジンによくある表現

 やけにスローモーションに感じられる光景だった。
くわえていた煙草が口から離れた瞬間、春菜の身体は一メートル後ろに吹き飛んでいた。

キャー 美鶴さーん!

今まで負けた事など一度も無い。しかもこんな一瞬でやられたのだ。

「悪くなかったわ」

今回のサービスカット

 いつも見下すような口調の美鶴が、まんざらでも無い感想を倒れている春菜に告げた。


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